||ω・) 密ヤカニマイニチコウシン

密やかにインビジブル店長こともちはだですよ!おっすおっす!

本編part1

本編part2

カキカキカキカキ!




 【 求む!王子の嫁候補!
  
   資格者:年頃の女性に限る
  
   資格者は王都の正門前にて受付を行なう

   その後一次選考の後、立て札にて一次選考選抜者を発表

   二次選考を行い結果を伝える

   ◎月◎日までに申し出る事】


 この立て札は国のあらゆるところに立てられました。

 才女の集う女学校。

 話し好きな奥様が集う洗い場。

 旅をする商人達が出入りを行なう取引所。

 数えれば切がありません。

 さらに商人達は旅行く先でこの話しを伝え。

 一次選考には千を超える人数が集うことになりました。


 一次選考では明らかに王子にふさわしくない女性を振るい落とします。

 「おおう…これはまたあやしい…」

 ミシャなんとかとかかれた人物は衆目美麗でしたが16歳もどきという年齢で振るい落とされました。

 「あら…この女性はジャスティスタンクかしら…」

 そこにはタンクというより重戦車という感じの体重が書かれていました。

 「女性は体型ではありませんが王室には服装などの制限もございますしな…」

 美貌だけではなく知識、体型、思想…

 確認すべき事は無数にあります。

 王宮に勤める近衛の者総出で行なったこの一時審査は幾日も昼夜を問わず行なわれました。

 無論それはすべて王子にふさわしい女性を選び出すという指名に燃えた近衛達のサービス残業でした。

 日は昇り、日は沈み。

 死屍累々。

 燃え尽きた近衛達の机の上には無数の中から選びに選び抜かれた100人の女性の身上書がありました。


 その100人を王様、王妃様、大臣たちでさらに篩いをかけます。

 王様から見てこの女性ならば他国にも信を得られる女性に育つであろうと思われる女性を。

 王妃様から見て臣下に認められる女性に育てられる女性を。

 大臣から見て国の経済、発展に悪影響を及ぼさない女性を。

 たった数枚の紙からそれを読み取らねばなりません。

 それは王族としても新鮮な苦労でした。

 そして幾日かして。

 20人までに絞られました。

 その中にツンデレラとヤンデレラの名前がありました。

 ツンデレラは持ち前の性格と地域の人々からの推薦で出場したのでした。

 ヤンデレラは王子から諭された部下の推薦状で同じく出場したのでした。

 無論。

 二人とも何度も審査から落ちそうになりました。

 ヤンデレラはその生業が邪魔をしました。

 ツンデレラは周囲からの推薦だけで本人のアピールがなく、「特になし」が目立ったのです。

 しかし王子はその都度言いました。

 「人は生業で判断するべきではないと思います

  人の本質はその人自身なのですから」

 「周囲から支えられる女性というのは本人以上に周囲が知っているということです

  それは仲間から愛される謙虚さを持っているという事ではないでしょうか」

 王子は誰のことだかわからないまま返事をしていました。

 ですがこの一言がツンデレラとヤンデレラの二人を救う事になったのです。


 そして選考の20人に通知書が送られました。

 さらに町には同内容の看板が建ちました。

 【王子婚約者選抜一次試験通過者告知

  以下の者を選抜者とし本日より10日後2次審査を行なうものとする。

  当日9時までに正門前に必ず集合する事

  時間までに来ない場合、参加権を失う事とする

  通過者は以下の者である

  …

  ……

  ヤンデレラ

  ……

  …

  ……

  ツンデレラ

  …】

 この通達が新たな波乱を呼ぶとは誰もこのときは思っていなかったのです。

 (つづく)
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  by motipanda | 2012-02-24 22:42 | MOE:

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