||ω・) フフフ!

ひそやかにたおやかな店長こともちはだです!オッスオッス!

というわけで今日もカキカキ!

文章が長いとスカイポでいわれましたが

書けといった以上全力を尽くす!

読者と書き手のデスレース!!

血を吐きながら進むデスレース2012!!!

その所存でござ候!


part 1

part 2

part 3

part 4





 ヤンデレラはその選抜を誰からも祝われませんでした。

 みな自らが弱ったときにはヤンデレラを求めます。

 子供が高熱を出したとき。

 狩人が怪我を負ったとき。

 ヤンデレラは自分に出来るすべてを費やして治療に励みました。

 山奥にしか咲かない薬草を集め、希少な薬効のある茸を使い。

 時には痛みを和らげる薬を使って手術を行なう事さえありました。

 人々は彼女を治療師と呼んで重宝していたのです。

 ですが人々はこうも言いました。

 「あそこは魔女の家だから子供を近寄らせてはいけない」

 「不気味なものばかり扱ってるから普段は行ってはいけない」

 「あの女はきっと今に良くない事件を起こすわ」

 ですからパンを買いにいっても花を買っても言葉を交わす事はありませんでした。

 挨拶をする事すら拒まれるようなそんな概視感。

 ヤンデレラはとても微妙な位置で人々に紛れていたのでした。


 ヤンデレラも通過の知らせを聞いたとき喜びました。

 ですが年頃の化粧もそして服装も知りません。

 調合の時に使う調合衣が彼女の唯一の服装だったからです。

 こんな姿で王子の前に立つことすら不敬極まりないとヤンデレラは後悔しました。

 「…王子様のために私きれいになりたい…!」

 ヤンデレラには服装や身だしなみを相談する相手なんていませんでした。

 キレイな女性といえばまずは酒場でしょう。

 しかし清楚な女性となると女学校でしょうか。

 街中を歩いてみるのもよいかもしれません。

 とにかく時間は限られています。

 ヤンデレラは勇気を出して町へと出かけていきました。

 
 まずは酒場です。

 店の中にはいるのは怖かったので窓からそっと眺めます。

 するとそこには9人の美女がいました。

 「このなかの誰かが選ばれれば我々の富はなお大きくなるだろう!

  是非に頑張ってもらうぞ!」

 つるっぱげの小太りな男がつばを飛ばしながら熱弁をふるっています。

 この選抜を利用して利権を貪ろうというのでしょうか?

 決して許されないこの事を美女たちは受け入れているようです。

 酒を酌み交わす姿は決して王子にふさわしいとは思えませんでした。

 「…いこう…」

 ヤンデレラにとって魅力のない女性の服装を真似てなんの意味があるでしょう。

 ヤンデレラは次の場所に向かいました。


 次に向かった場所は雑貨屋でした。

 遠見の水晶球を使って街中をゆく人の服装をじっくり見ようと思ったのです。

 小ぶりな水晶を買うと家にすぐかえりました。

 街中で顔を上げるのは勇気が必要でした。

 そして水晶球を覗くと信じられない映像が広がっていました。

 先ほどの9人以外の候補者を見るとなんと言うことでしょう。

 それぞれがそれぞれの後ろ盾と密会をしているではありませんか。

 「…!」

 ヤンデレラは悟りました。

 もはやこの一大イベントは利権をめぐる戦いと化していることに。

 そして敬愛する王子はその渦中に絡め取られようとしていることに。

 水晶球で見た限りではツンデレラという女性を除いてすべての候補者は利益に貪欲でした。

 もはや一刻の猶予もなりません。

 排除しなければ。

 この候補達を排除せねば。

 まずは毒薬を用意しました。

 確実にコレを飲めば死ぬでしょう。

 ですが王子の悲しそうな顔が浮かびます。

 王子はこんな連中ですら死んだら悲しむでしょう。 

 ではどうすれば?

 「!」

 とても強力な下剤があったのをはたとツンデレラは思い出しました。
 
 メホホブルササンGとツキヨダケを混合して出来上がった薬です。

 デルドンAZと命名されたその薬の威力は絶大でした。

 たったひと舐めでインド象20匹が1匹分の重さになるというから恐ろしい限りです。

 さらに無味無臭でなんにでも溶けてしまいます。
 
 これを服用させれば審査の日まではトイレから離れる事すらできないでしょう。

 ツンデレラは急ぎワインのボトルに混ぜ合わせ、蜜蝋で蓋をして担ぎました。

 少女が抱えるには大きすぎる荷物ですが仕方ありません。

 服装は酒屋の少女と同じ服を用意しました。

 そしてこの夜。

 ツンデレラを除くすべての候補者の下にこのワインが届けられる事となったのです。

 王宮からの届け物と偽られて。
 

 こうして。

 すべての参加者が自分が勝利したと過信し、飲んだその美酒で。

 トイレの王と変わったのでした。


(つづく)
[PR]

  by motipanda | 2012-02-26 20:37 | MOE:

<< ||ω・) ツイニココマデ! ||ω・) マダマダイケルカ!? >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE


(C)2005 HUDSON SOFT / GONZO Rosso Online All rights reserved.
株式会社ゴンゾロッソオンライン及び株式会社ハドソンの著作権を侵害する行為は禁止されています。