羅漢祭も終わり

ひたすらリアルが忙しかったもちはだですこんばんわ!


なんよこれ!と叫びたくなるほどリアルが忙しく更新も遅れました。

たいへんすまんこってすorz

でも白いお米はおいしいのはしかたないのぜ!


さて羅漢祭ですが一部変更しつつも無事に終わりました。

まあ結構試験的な部分もあったのだけれど羅漢祭ですもの!

よしとします!


さて件の小説ですが今日から書いていきます。

すごいんですよ!

普通小説書くときってある程度ストックためてから書くものですが

今回は基礎設定とプロットのみしかありません!

たとえて言うなら、準備中なのに開店しちゃうようなものです。

綱渡りもいいところなんだぜ!

というわけで皆様方に置かれましては生暖かい目で見ていただけると幸いです。

では小説の始まり始まりー



---------------------------------------------------------------------------------------------------------
…そこは錬金術と武器による力が支配する世界。

  数々の伝説が生み出され、弾ける泡のように消えてゆく世界。

  あふれんばかりの活気と夢にあふれた世界。

  後の時代にPresent Ageと名づけられた世界。

  その時代のほんの片隅。

  この物語はそんな小さな小さな物語である…

            -1-

  *ムトゥーム地下墓地*

  物事に正道を求めるなら間違いなく異端の地、ムトゥーム地下墓地。

  ここでは供物を捧げ、より力を求めるものが集う<暗使>というギルドがあることで有名である。

  マブ教という教義が一般的に信望されていることでも有名である。


  そんな地下墓地のソウルバインダー前といういっそう陰気な柱の元、

  「血塗られた御手に御加護を…」

  ニーナはそう言いながら力なきものにパンと水、そしてバンテージを配っていた。


  一見このような配布行為はマブ教の教えとは対岸にあると感じられる。

  施しなどは優越感に過ぎず、結果に結びつかない物についてはマブ教は否定的だからだ。
  
  代価を支払い対価を得るというのがマブ教の教えであり規則である。

  だがこの配布作業は<暗使>が率先して行っている

  つまりこの行為には彼女だけではなく、組織としての重要な役割があるのだ。
 

  配給を受けたものはよりマブ教を信望し、将来マブ教に帰依するものも生まれるであろう。

  一見地味な作業だがこれこそが、マブ教を絶えず育む尊い行為である。

  つまり配給は将来的に闇の力を増大させることへと繋がっていく。

  大局を見たとき、配布作業とは堅実に教義に貢献する手段の一つである。

  長期の礎を築くものこそ、この時代にイーゴ様が必要とされている者なのだ。

  心して取り組み、磐石の基礎を作り上げてほしい。


  と、ギルドマスターのエクアはそういっていた。

  少なくとも「あとは目力よ!ムッハー!」などとは言ってなかったと思う。

  いやむしろ思わなければならない。

  気にしたら負けなのだ。

  今日も彼女は食料とバンテージを配り続ける。

  新たな力なきものへ。
  


  そんなニーナをじっと見続ける一人の青年がいた。

  彼の目は配られるパンと水に強烈に注がれていた。

  身にまとっているスケイル装備は随分とつなぎ目が綻んでいて壊れそうである。

  また剣には錆が浮いてヒビさえ入っており、剣と言うより不燃物であると言ったほうがよかった。

  「どうしました?エラットさん?」

  ニーナが話しかけるとエラットと呼ばれた青年はうれしそうに立ち上がった。

  そしてニーナの前に立つと大きな声で正直に、

  「おなかがすいたからご飯とお水ください!」

  「無理ですね。」

  話した結果がこの有様だった。

  「おねがいしますおねがいしますおねがいします」

  もし土下座コンテストがあれば優勝確定の勢いで、エラットは床に頭をこすり付けて嘆願する。

  「もう貯金も手持ちもなくてご飯も買えないんですよ!!」

  「働けばいいじゃないですか…」 


  ふぅ…

  ニーナはため息を一つつくと彼を指差して言った。

  「見たところエラットさんは防具もありますし、武器だってありますよね。

   何もしないでお金は貯まらないのは当たり前です!

   それにこの食料はギルドの管轄ですから私の一存では渡せません。

   あなたにはなにか働けない特別な理由でもあるんでしょうか?」

  そう。

  配布している食料はニーナの私物ではなくギルドの管理下なのである。

  ニーナの独断で基準は変えられない。

  ここは正直に理由を話してこの苦境を理解してもらわねばならない!

  ギルドにわかってもらえるよりも共感を呼ぶ理由を!!


  「働いたら負けかと思う。」

  「お帰りください。」

  「ギニャーーーーーーーー!」 

  真実を伝えたら見事に真っ二つにされました。


  むう!こうなったらあの手段しかあるまい!

  「というのは冗談で!!実は僕、昨日目覚めたばかりでお金がないんです!」

  必殺偽証申告!

  この技最大のメリットは食費が浮くことである!

  デメリットはプライドを捨てなければならない!

  問題はプライドだけである。

  …プライド?なにそれ食べれるの?


  「彼方が初めて来た日の記録が残ってますけど見ますか?」

  そういうとニーナは古ぼけた分厚いノートを取り出した。

  そしてそのノートの最初のほう…つまりかなり古いほうのページを開くと彼に突きつけた。

  そこにはしっかり自分の筆跡で

  『俺より強い奴に会いに行く!とか書いておく俺かっこいいwww エラット』

  と書いてあった。

  もう昔の俺の馬鹿馬鹿!!!

  なんて身もだえしてももうどうにもならない。

  決定的な証拠を出されてはもう何もいえないわけで。

  「次の方をお待たせしてますから、この件はもういいですね?」

  「…はい」

  ぐぅの音も出ないエラットの絶対的完敗であった。


      -2-

  これ以上ねばっても仕方がないのでパーティ募集中の看板の前に腰掛けることにした。

  はっきり言って看板の前の床はかなり湿気ていて座り心地最悪だ。

  だが一目で困ってますというオーラが伝わるはず!

  運良くパーティにでも誘われたらこの苦境も乗り越えられるはずなのだ!!

  ある意味寄生虫のような考え方だが背に腹は変えられない。

  寄生虫でも立派な…こう…キング的な立場になればいいかもしれなくもない!
  
  でも寄生虫のキングって何かな?

  サナダムシ?エキノコックス?

  よくわからないけどもなんだかいやな感じなので寄生虫路線は却下。  


  そういえば昔話で聞いたことがある。

  昔々狩人が休憩していたら目の前にあった切り株にウサギが突っ込んできた。

  あまつさえ近くでは焚き火をしており、偶然近くには塩の名産地があった。

  狩人は携帯肉焼きセットで音楽を口ずさみながら肉を焼いた。

  なんということでしょう!上手に肉が焼けたではありませんか!

  さらにそのこんがり焼けたお肉を食べようとしたら牛車に乗ったお姫様が、

  「わらわもあのマンガ肉食べたいのじゃ!」

  とすごい勢いで交換をねだり、家屋敷とこんがり肉を交換。

  狩人はこんがり長者として有名になったそうなめでたしめでたし。
  

  「でも待てるのは懐にゆとりがある人限定だよなあ…」

  そうつぶやくとキュルキュルとお腹が空腹を主張し、のどは激しい痛みで渇いていると警告する。

  慌ててひとり言を止める。

  パーティに誘われる前にあの世に誘われるわけにはいかない。

  そういえばここは召還魔法で名高いマブ教の本拠地である。

  もしゾンビになった日にはアイボールとかで呼び出されて酷使されるかもしれない!!

  さらに召還してくれた人に

  「俺何も食えなくて死んじゃってね…食事は大事にしなきゃいけないですよ!」

  とかネチネチ説教したりして。

  そうしたら

  「健康ゾンビ!生者の食事事情に喝!」

  とか特番組まれたりして!!

  そうしてお金がわんさか入ってくるという…うはー!夢がひろがりまくり!!!

  …でもそうなったら
  
  「生きてるうちにお金があれば死ななかったのになあ…」

  とか一生後悔しそう!

  あ、もう死んでるから気にしないのか…


  全力で現実逃避。

  そう後ろ向きな決断をしたとき、

  「なんだ、ひょろいニュタオだな。」

  ガッチリとした筋肉質な声が聞こえる。

  声のするほうを向くとそこには筋骨隆々のパンデモスが一人立っていた。

  「ああ、自己紹介が先か」

  男は懐に手を差し込むと一枚の名刺を取り出し、エラットへ無造作に差し出した。

  「山田だ。鍛冶や装飾細工とかが俺の仕事だ。」
  
  男の手にはミトンが填められていたが器用に名刺をつかんでいる。

  「ああすいません。」

  そういいながらも名刺の表書きを拝見。

  名刺には『山田製作所 社長山田』と金箔で書かれていた。

  …なんと無駄に豪華な名刺!!!

  そう思いつつ片手で名刺を受け取ると、男は満足そうに頷いた。

  「どうやら君は今金がないらしいな。それに働く方法も考えてないらしい。」
 
  …いくらかカチンと来るが大方は間違ってないので首肯する。

  「まあ気楽に聞いてほしいが今手を集めてほしいと頼まれてるところがあるんだ。

   雇い主は俺と旧知の仲で気のいい奴だから余計な心配は無用だ。

   彼の主な仕事は素材屋でテクス・エンドやグロム・スミスなんかとも取引しているらしい。

   さて労働条件だが、住みこみで食費無料。

   バイト代は出来高制だ。」

  そこまで一息に社長は話すと懐から煙草をとりだした。

  そして「失礼するよ」というと社長はパイプを盛大にふかした。

  紫煙が墓地の湿った空気に溶け込んでいく。

  …叙情的だが極度の空腹にはこの煙ですら堪える!ゲホゴホ!

  「続きをお願いゲホゴホッします!」

  「ああ君は煙草は吸わないのかね、失敬失敬。」

  そういいつつ社長は火を消し、話を続けた。

  この社長、こっちに合わせてくれるなんて見た目は怖いがいい人だなぁ。

  「仕事内容は雑務と言ってたな。

   戦いの世界だけじゃなく裏方の世界を見るのも新鮮だと思うぞ。

   手付金として前払いで5000G。

   どうかね?」

  破格である。

  5000Gもあれば当面しっかり食事してもお釣りが来る。

  「あと私からの個人的な手付けだが食事を奢ろう。

   今の君は飢えたミーリムラットのような目をしているからな。

   この話受けてもらえないかね?」

  「チューーーーーーーーーーーー!」

  はっ!思わずラット的に返事をしてしまった!!!!

  「はっはっは!面白い奴だな!

   とりあえずバイト先は定職屋もやってるから紹介もかねてそこで飯を食おう。」

  もちろん異論などあるわけもなく。

  いやむしろコレだけは聞いておかないと!

  「大盛りでもいいっすよね!!!」

  「けち臭いこと言わずに何人前でも食えばいいさ!」

  社長はワハハと笑うとエラットの背中を叩いた。

  こうして新しい出会いの一歩は食欲によって紡がれていくのであった…


~プロローグ 完~
[PR]

  by motipanda | 2009-08-29 01:04 | MOE:

<< 中の人速報 羅漢祭カウントダウン! >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE


(C)2005 HUDSON SOFT / GONZO Rosso Online All rights reserved.
株式会社ゴンゾロッソオンライン及び株式会社ハドソンの著作権を侵害する行為は禁止されています。